今回の例会は「第53回 真空に関する連合講演会」の併設行事として,初めて開催することになりました.従来は
会場を機械振興会館(当学会事務局所在地)で開催しておりましたが,今回は会場を関西に移し,特に関西在住の
多くの方に当例会にご参加いただきたいと考えます.
今回のご講演は今後,照明,ディスプレイ等への発展が期待されている「有機EL」の科学と実用化技術の両面
からその分野のリーダの講師にご講演いただきます.皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.
日 時:平成 24(2012)年 11 月 15 日(木)10:00〜12:30
場 所:甲南大学ポートアイランドキャンパス 6階D会場 601号室
参加費:無料
−プログラム−
開会挨拶 (日本真空学会 産学連携委員会委員長) 土岐 和之 10:00〜10:10
1.大型化する有機EL用成膜装置と将来像に関して
株式会社アルバック FPD・PV事業部PM3部 部長 羽根 功二 10:10〜11:10
[講演要旨]
有機ELディスプレイの大型化,高精細化に伴い,成膜装置も大型化と生産性を含めた高速化が求められて
いる.これらに対応すべく要素技術開発が進められているが,今回は,真空蒸着,印刷等の各種成膜法を中心
に有機EL用成膜装置の現状と将来像を紹介させていただく.
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休 憩(11:10〜11:25)
2.有機ELおよび有機太陽電池における分子凝集構造とデバイス特性
京都大学 化学研究所 分子材料化学研究領域 教授 梶 弘典 11:25〜12:25
[講演要旨]
我々は,現在,有機ELや有機太陽電池に関して,「合成」,「デバイス創製」,「固体NMR解析」,「量子
化学計算」をキーワードに,その基礎科学の構築を目指している.本講演では,これらの研究の中で,素子中
で分子がどのような凝集構造をとっているのか,また,その構造が素子特性にどのように影響しているのか,
という点に焦点をあて議論する.
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なお,例会に参加ご希望の方は準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.
申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室
TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371
E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
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