日本真空学会 産学連携委員会
平成25年5月例会(第265回)のお知らせ


  産学連携委員会の5月例会は,産学連携の一つの形である大学発ベンチャ企業として,マイクロプラズマ源を応用
 した機器開発を行っているメーカのご紹介と,真空技術と不可分の漏れ(リーク)の国家標準に関係する最近の状況
 に関するご講演です.皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成 25(2013)年 5 月 15 日(水)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(芝公園) B3−1号室(地下3階)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶               (日本真空学会 産学連携委員会委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10

 1.液体電極プラズマを用いた小型元素分析装置の現状と今後の目標
                 ((株)マイクロエミッション 代表取締役社長) 山本 保  14:10〜15:10

  [講演要旨]
  北陸先端科学技術大学院大学で発明された液体電極プラズマは,大気圧,液中の微小なプラズマです.このプラズ  マを発光源としたプラズマ発光分光分析法の小型元素分析装置の販路開拓を進めています.また,複数の企業が,液  体電極プラズマを用いた装置の開発を進めています.開発経緯,現状,今後の目標と取り組みを紹介します.
                  休  憩(15:10〜15:30)  2.漏れ量のトレーサビリティとリークの国家標準                   ((独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門) 新井 健太 15:30〜16:30   [講演要旨]
  漏れ(リーク)試験は,真空装置や,自動車燃料タンク,エアコン等の機密検査に用いられる非破壊検査であり,  その重要性は増してきています.検査に使われるリークディテクタは,標準リークを基準にして校正され,その標準  リークは産総研のリークの国家標準(リーク標準)で校正されることによって,漏れ量のSI単位系へのトレーサビリ  ティが確保されます.本講演では,昨年立ち上げたスニッファ法用標準リークのリーク標準をはじめ,リーク標準の  現況や国際整合性の確認状況について報告します.
 講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.講師への質問,相互の情報交換等,有意義な  ディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加下さい.  なお,例会,懇親会に参加ご希望の方は準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org