日本真空学会 産学連携委員会 平成24年6月例会(第258回)のお知らせ


  今回は真空産業界に半世紀を超え営業に係わられ,最近その体験から自分史/産業史を著された講師のご講演と,
 日本真空協会(現・学会)の前会長を務められ,本年3月に東京大学生産技術研究所 教授を定年ご退職された講師の
 ご講演です.この道一筋に歩んでこられたお二人の講師からどのような現在と未来が語られるのか,ご期待ください.
 皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成24(2012)年6月20日(水)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(芝公園)B3-1号室(地下3階)
 参加費:無料

                −プログラム−

 開会挨拶          (日本真空学会 産学連携委員会委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10

 1.『あるセールスマンの真空物語』を著作して
        VAT(株)(旧エス・ケイ・ケイバキュームエンジニアリング梶@創立者) 川田 鶴勇 14:10〜15:10

  [講演要旨]
  1.その著作の動機とその概要:「人生七十古稀」をむかえたとき,自分史を書くことを思い立つ,自分の  人生を振り返ると,「真空一筋」であったことを認識する.そして,悪戦苦闘してセールスマンから見た日本  真空産業史(真空物語)を書いた.2.戦後の日本の産業の発展と真空科学・技術. 3.日本とヨーロッパ  の真空産業の違い.企業の方向性,生産システム,マーケッティングなど思うところを述べる.
                  休  憩  2.表面科学と真空工学の谷間                (放送大学東京文京学習センター 所長) 岡野 達雄 15:30〜16:30   [講演要旨]
  超高真空の開発が真空工学の大きな課題であった時代には,優れた真空技術と創造的な研究活動はほぼ一体  化していた.技術の応用が多岐にわたるようになった現在,真空技術に固有のフロンティアがどの辺りにある  のかと言う質問に対する答えは明確ではない.表面科学の進歩から真空技術の進歩に還元されるような知識が  何かあるのかを探るために,この講演では,真空技術の発展に貢献できそうな表面科学の最近の進歩について,  講演者の限られた識見の中で,紹介する.
 講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.こちらにも多数ご参加下さい.  なお,例会,交流会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいた  します.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org