日本真空学会 産学連携委員会
平成25年3月例会(第264回)のお知らせ


  産学連携委員会の3月例会は,平成24年度 第37回真空技術賞を受賞した新規な環境制御型透過電子顕微鏡(ETEM)
 の開発とその応用に関するご講演と、光学薄膜の膜質に大きく影響する“散乱”について成膜プロセスの観点からの
 ご講演です。皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成 25(2013)年 3 月 6 日(水)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(芝公園) B1−2号室(地下1階)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶               (日本真空学会 産学連携委員会委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10

 1.環境制御型透過電子顕微鏡(ETEM)を用いたナノ材料反応過程の直接観察
   ((株)日立ハイテクノロジーズ 科学・医用システム事業統括本部 主任技師) 矢口 紀恵 14:10〜15:10

  [講演要旨]
  エネルギー関連分野では材料合成メカニズムの解析を目的として、試料の周囲に気体や液体を充たして電子顕微鏡  観察するニーズが増加しています。  本報告では、加熱・ガス雰囲気下における微粒子の表面、界面、内部の構造変化過程の動的観察が可能なETEM技術と  その応用例を紹介します。  (ETEM:Environmental Transmission Electron Microscope)
                  休  憩(15:10〜15:30)  2.光学薄膜の外観品質                 (東海大学 工学部 光・画像工学科 主任教授) 室谷 裕志 15:30〜16:30   [講演要旨]
  光学薄膜の分光特性に関しては,真空装置の進歩と成膜プロセスの改善により,要求仕様に対して高精度なものが  作製できるようになってきました.しかし,外観品質,特に散乱に関しては,成膜装置だけでなく成膜プロセス全体  が影響する問題であり,まだ多くの課題を持っています.この外観品質について成膜プロセスの影響を中心に報告い  たします.
 講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.講師への質問,相互の情報交換等,有意義な  ディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加下さい.  なお,例会,懇親会に参加ご希望の方は準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org