日本真空学会 産学連携委員会
平成25年10月例会(第268回)のお知らせ


  産学連携委員会の10月例会は,革新的製造技術として注目されている「3D(3次元)プリンター」の特に
 真空を利用した装置の開発にかかわるご講演と,超音速に加速した成膜粒子を基板に照射する高速成膜技術の開
 発についてのご講演です.皆さま多数のご参加をお待ちしております.


 日 時:平成 25(2013)年 10 月 23 日(水)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(芝公園) B3−1号室(地下3階)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶              (日本真空学会 産学連携委員会 委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10

 1.最新3Dプリンター動向および高真空型金属粉末積層造形装置の開発状況
             (株式会社アスペクト LS事業部 取締役 事業部長) 萩原 正  14:10〜15:10

  [講演要旨]
  2010年からNEDOの「次世代素材等レーザー加工技術開発プロジェクト」で,技術研究組合次世代レーザー加工技術  研究所の組合員として,造形環境を高真空にした金属粉末積層造形装置の研究開発を進めてきた.本プロジェクトを  進めるにあたり調査した金属粉末積層造形装置に関する世界の技術動向と,装置の開発状況について紹介する.
                  休  憩(15:10〜15:30)  2.超音速フリージェットPVDによるナノ結晶膜の形成および膜特性                   (芝浦工業大学 工学部材料工学科 准教授) 湯本 敦史 15:30〜16:30   [講演要旨]
  超音速フリージェットPVDは,不活性ガス雰囲気中で膜原料を加熱蒸発させることにより生成させたナノ粒子を  超音速ガス流により加速させ,高速度としたナノ粒子を基板に吹き付け・堆積,膜形成させる新しい成膜技術である.  本法は高い成膜速度を有し数ミクロンから数百ミクロンの厚膜形成が容易であり,また,形成される皮膜は数nm〜数  十nm程度のナノ結晶膜となる.本発表では,超音速フリージェットPVDの詳細ならびにナノ結晶厚膜の特性につい  て紹介する.
 講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.講師への質問,相互の情報交換等,有意義な  ディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加下さい.  なお,例会・交流会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org