現代の工業製品には有機高分子系部材が多用されており,それらへの機能性薄膜コーティング が,ますます重要とされつつあります.スパッタリングやプラズマCVDなど,プラズマを用い た成膜プロセスは,膜厚の精密制御性や均一性など,湿式めっきに代表されるウェットプロセス にない多くの長所がある一方で,密着性,微小クラック,基材表面へのプラズマダメージなど, クリアしなければならない課題があります.今回の真空トピックスでは,高分子フィルムを代表 例とする「やわらかい基板」へのプラズマ成膜に焦点を当て,フレキシブル性の付与,プラズマ の低ダメージ化などに関して,顕著な成果を挙げておられる方々を講師にお招きし,研究部会と SP部会が合同で研究会を開催いたします.皆様のご参加をお待ち申し上げております. 日 時:2013年11月6日(水)13:00〜16:45(受付 12:30〜) 場 所:東京ファッションタウンビル(TFTビル)会議室909 定 員:150名 −講演プログラム− ■開会の挨拶 日本真空学会 講演・研究会企画委員長 佐々木 正弘(筑波大学) 13:00〜13:05 1.「ポリマー基板へのDLC成膜」 (慶応大学)堀田 篤 13:05〜13:45 2.「ソフトマテリアル−プラズマ相互作用と低ダメージプロセス (無機/有機積層デバイスからプラズマ医療)」 (大阪大学)節原 裕一 13:45〜14:25 3.「リフロー樹脂への斜方EB蒸着による反射防止膜形成」 (株式会社昭和真空)伊藤 利展 14:25〜15:05 (休憩 15:05〜15:20) 4.「高温・高湿でも抵抗値変化の少ない透明導電膜」(仮題) (東洋紡株式会社)多々見 央 15:20〜16:00 5.「セルロースナノペーパーを基板とした導電性配線の印刷技術」 (大阪大学)能木 雅也 16:00〜16:40 ■閉会の挨拶 日本真空学会 SP部会長 井上 泰志(千葉工業大学) 16:40〜16:45 参加費(予稿集代・消費税を含む) ※当日受付にて申し受けます。 スパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会会員 無 料 日本真空学会・日本真空工業会会員 3,000円 一般 5,000円 学生 1,000円 ●お申込は下記ウェブページより事前に行ってください。ただし、余席があれば当日も受け付けます。 VACUUM2013真空展 http://www.nikkan.co.jp/eve/vacuum/heisai.html#heisai3 内容についての問合せ先 一般社団法人日本真空学会 事務局 TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371 E-mail: ofc-vsj@vacuum-jp.org 申込についての問合せ先 日刊工業新聞社 業務局 イベント事業部内 TEL:03-5644-7221 FAX:03-5641-8321 |