日本真空学会 産学連携委員会
平成26年5月例会(第273回)のお知らせ


  今回は,2014年度に本学会に加盟された法人企業から,主にサポイン(平成22年度)に採択されたパーマロイ製
 超高真空容器の生産技術の開発に関わるご講演と,もう一つは,半導体産業のウェハ大口径化の動向とは真逆の
 ハーフインチウェーハを製造基板単位とする『革新的半導体製造生産システム(ミニマルファブ)』の開発責任
 者のご講演です.皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成 26(2014)年 5月 14日(水)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(芝公園) B3−1号室(地下3階)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶             (日本真空学会 産学連携委員会 委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10

 1. 新たな超高真空容器の製作へ挑んだ技術集団
                ((株)VICインターナショナル 代表取締役) 竹内 幸雄 14:10〜15:10

  [講演要旨]
  現在では弊社の主力製品となったパーマロイ製チャンバ.光電子分光装置の更なる分解能力向上の為,我々は難切削,  難溶接と言われた高透磁率材料の代表である“パーマロイ製チャンバ”の製作方法を確立すべく技術開発に取り組んで  きた.「会社は社員と共に成長する」という企業理念の下,大きく成長を遂げた3年間の軌跡をご紹介いたします.
                  休  憩(15:10〜15:30)  2. ミニマルファブ構想とその開発の現状            ((独)産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門                          ミニマルシステムグループ長) 原 史朗 15:30〜16:30   [講演要旨]
  ファブの巨大投資問題を回避し,少量デバイスユーザに適した超小型半導体生産システム〜ミニマルファブ構造を2005年  から提唱し,実際にその具現化システムを開発してきた.この新しいファブは,(1) 直径12.5mmのウェハ,(2) 30cm幅に規  格化されたプロセス装置群,(3)局所クリーン化搬送システムによるクリーンルームフリー化で特徴づけられる.当日は,  そのコンセプトからおよそ100社との開発状況までをお話する.
  講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.講師への質問,相互の情報交換等,有意  義なディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加下さい.  なお,例会・交流会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org