真空技術と関連の深いプラズマも,近年はその発生する雰囲気,環境が,例えば,液中あるいは大気圧と拡張
されてきました.今回はそのような従来のプラズマの応用領域を広げるご講演2件です.産業界からはプラズマ
を応用した紛体・固体の新規な材料合成加工法のご講演,学界からは新しい材料科学の創成を意図した新奇なプ
ラズマについてのご講演です.皆さま多数のご参加をお待ちしております.
日 時:平成 26(2014)年 6月 18日(水)14:00〜16:30
場 所:機械振興会館(芝公園) B3−1号室(地下3階)
参加費:無料
−プログラム−
開会挨拶 (日本真空学会 産学連携委員会 委員長) 土岐 和之 14:00〜14:10
1. 放電プラズマ焼結(SPS)法の最近の技術動向と真空技術 −新材料開発から「モノづくり」を変える−
((株)エヌジェーエス 専務取締役SPSセンター長) 鴇田 正雄 14:10〜15:10
[講演要旨]
放電プラズマ焼結(SPS)技術は,大電流パルス通電焼結法とも呼ばれ日本で生まれ育った独自技術であり「焼結」
「接合」「表面改質」「合成」の4分野に跨る新しいプロセスである.省エネ・環境低負荷型・電磁エネルギー支援・
迅速焼結を特徴とし,ナノ材料,傾斜機能材料(FGMs)などの先進新材料創製に適性が高く学術界のみならず産業
界へも広まり始めている.真空技術を要所に用いたプロセス装置でアイデアから新ビジネスの創生ができる.本講演で
は原理と応用および最近の技術・市場動向などを紹介する.
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休 憩(15:10〜15:30)
2. 最近のエキゾチックプラズマの研究動向 −新しいサイエンスとテクノロジーの種(シーズ)−
(東京大学・大学院新領域科学研究科 教授) 寺嶋 和夫 15:30〜16:30
[講演要旨]
新しいエキゾチックなプラズマは,新しいサイエンスとテクノロジー,そして,ビジネスチャンスを生んで来ました.
本講演では,私どもの研究室で進めております“超臨界流体プラズマ”,“クライオプラズマ”,などを例に挙げて,最
近のエキゾチックプラズマが生む新たなサイエンス,そしてテクノロジーの展開について話題提供をさせていただきます.
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講演終了後,講師をお招きして交流会(会費2,000円)を開催します.講師への質問,相互の情報交換等,有意
義なディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加下さい.
なお,例会・交流会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.
申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室
TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371
E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
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