日本真空学会 産学連携委員会
平成26年11月例会(第277回)のお知らせ


  当委員会の例会は通常,機械振興会館(当学会事務局所在地/東京)で開催しておりますが,「真空に
 関する連合講演会」を関西で開催する場合は,その併設行事として会場内で開催いたします.
 今回の例会は,1985年のフラーレンの発見以来,今後の各種産業分野での発展が期待されているカーボン
 ナノチューブ(CNT)等「炭素ナノ構造体」について,産学両面からの取り組みをご紹介いたします.
 皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成 26(2014)年 11月 19日(水)13:00〜15:00
 場 所:大阪府立大学 I-siteなんば 2階 D会場(大阪市浪速区敷津東2-1-41南海なんば第1ビル)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶           (日本真空学会 産学連携委員会 委員長) 土岐 和之 13:00〜13:05

 1. 日立造船の歴史、真空事業とCNT
                  (日立造船(株) 代表取締役社長兼COO) 谷所 敬  13:05〜13:55

  [講演要旨]
  現在,日立造船は日立製作所のグループ会社ではなく,連結売上高に占める造船比率は0となり,「日立」  でも「造船」でもなくなった.このような日立造船の歴史の説明,および,真空事業への取り組みと昨年度  開発したRoll-to-Roll方式の減圧CVD炉による配向性カーボンナノチューブ(CNT)の連続生産プロセス等を  紹介する.
                  休  憩(13:55〜14:05)  2. カーボンナノ材料のセンシング応用         (大阪府立大学大学院 工学研究科 電子・数物系専攻 教授) 秋田 成司 14:05〜14:55   [講演要旨]
  カーボンナノチューブやグラフェンをはじめとするカーボンナノ材料は,高性能な電子デバイスや構造材料  といった様々な応用が提案されている.本講演では,これらカーボンナノ材料のセンシングへの応用に関して,  アトグラム(10^-18g)スケールの質量計測の極限計測技術からマクロスケールのフレキシブルセンサーへの  展開を紹介する.
 閉会挨拶          (日本真空学会 産学連携委員会 副委員長) 冨江 崇  14:55〜15:00  なお,例会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願いいたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org