スパッタリングおよびプラズマプロセス技術部会(SP部会)
第143回定例研究会
テーマ:アクアイノベーション ~最も身近な物質に最先端のサイエンスで挑む~
世界の人々が豊かな生活を享受するには,飲用水や食料が十分にあること,経済的に潤っていること,健康で暮らせることなどが満たされる必要があります。多様な水源から水を造り,それを循環して世界中の人々に水を供給することが,将来の世界的な社会ニーズであり,全地球的な持続可能性に寄与すると期待されます。この造水・水循環システムを研究開発し,社会実装するためには,造水性,ロバスト性,耐熱・耐久性などを向上した物質分離材料の開発からプラント化・ビジネスモデル構築まで一貫して取り組む必要があります。本企画では,総合的な水の話,物質分離膜・機能材料,水の分離・吸着・挙動解析,プラズマプロセスにおける水の影響など,幅広いアクアイノベーションにまつわる第一線の研究者・技術者を招き,議論を深めることを目的とします。
日時 | 平成27年6月3日(水) 13:00~17:00 (受付開始 12:30) |
場所 | 信州大学長野(工学)キャンパス 国際科学イノベーションセンター2Fホール(長野市若里4-17-1) |
共催 | アクアイノベーション拠点,信州大学環境・エネルギー材料科学研究所 |
協賛 | (一社)表面技術協会ナノテク部会 |
講演プログラム:
- 「水に流せない話 ~水の過去・現在・未来~」
- (文部科学省科学技術 学術政策研究所・センター長補佐)浦島 邦子 13:10~13:50
- 「逆浸透膜の極限追求」
- (東レ 地球環境研究所・所長)木村 将弘 13:50~14:30
- ― 休憩 ― 14:30~14:45
- 「水分子の疎水性ナノスケール空間への適応性」
- (信州大学 環境・エネルギー材料科学研究所・特別特任教授)金子 克美 14:45~15:25
- 「F2+NOx→F+FNOxを用いたSi系材料ケミカルドライエッチングにおける
大気中水分のエッチングレートへの寄与」 - (名古屋大学 プラズマナノ工学研究センター・特任准教授)田嶋 聡美 15:25~16:05
- 「国際科学イノベーションセンター(アクアイノベーション拠点)見学 16:10~17:00
参加費:
1.SP部会員,共催関連所員2.日本真空学会個人会員 | 無料 |
2.日本真空学会個人会員 | ¥23,000 |
3.日本真空学会法人会員, 表面技術協会会員 | ¥18,000 |
4.教育機関,公的機関に属する者 | ¥12,000 |
5.学生 | ¥5,000 |
6.一般 | ¥28,000 |
問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 TEL:03-3431-4395,FAX:03-3433-5371
e-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org