「Journal of the Vacuum Society of Japan」誌
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本会の概要

日本真空学会とは……

日本真空学会は真空技術及びその応用分野の発展,向上を計ることを目的として昭和33年に設立されました.学会は個人及び法人会員(広く真空技術に関連する企業)により構成され,両者は設立当初より緊密な関係を保ちつつ運営に当っております.これは大多数の学会に見られない特徴であります.
会員は真空,表面,薄膜はもちろん,金属,機械,光学,化学,原子力,宇宙工学,電子工学等の広い分野で活発な活動を行なっていますが,学会は今後より多くの会員を得て一層の飛躍を期したいと考えております.
一般に組織の会員はその属する組織から有形,無形の影響力を受け,組織自体もまた会員の意識を反映して発展向上をする事が出来ます.即ちここに各種学,協会の存在意義があります.この観点から学会は広く各分野の研究者,技術者及び企業のご参加を期待しています.

活動

  1. 連合講演会 現在年1回,秋季,東京及び関西地区交替で開催し会員の研究発表,討論の場を提供しています.
  2. 研究例会 東京及び関西でそれぞれ数回の研究例会を行ない,連合講演会とは異なった詳細な研究報告や討論の機会を作っています.
  3. 講習会 毎年夏休みの時期に,高度な内容と最新の情報を盛った真空夏季大学を開催し,会員及び非会員の研鑚の便を計っています.また関西支部では初級水準の講習会も実施しております.
  4. 会誌 会誌として“Journal of the Vacuum Society of Japan(旧名「真空」)”(月刊,平均50~60頁)を発行し,会員に配布しています.ここには研究,速報,解説,会告,最新の技術情報等が掲載されます.記事は編集部会からの依頼と会員からの投稿によるものから構成されています.またこの他に真空に関する広告を掲載し,読者の便宜を計っています.
  5. 熊谷記念真空科学論文賞,真空技術賞,真空進歩賞,真空会誌賞 当学会では毎年真空誌に掲載された論文,速報及び新しく開発された真空機器の中,優秀なものに対して表彰を行なっています.
  6. 国際的なつながり 当学会はIUVSTA(国際真空科学技術連合)の日本を代表とする構成員として国際的なつながりを持ち,真空に関する最新の情報を得て会員に提供しています。1995年10月には横浜で参加者1500名に達する国際会議を開催しました。尚,IUVSTA主催の国際会議は3年毎に各国回り持ちで開催されます.
  7. その他 会員は随時技術相談,適当なメーカー,研究者の紹介等のサービスを受けることが出来ます.