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2016年1月研究例会

2016年1月22日 @ 10:30 - 17:20

日本表面科学会 第86回表面科学研究会
日本真空学会 2016年1月研究例会
主題 「ナノトライボロジー:現在と未来」

  摩擦に関する研究は,環境・エネルギー問題から医療技術まで幅広い分野と密接にかかわっているため,重要で緊急性の高い社会的課題です.身近な摩擦現象を理解することや,新しい摩擦現象を見つけるためには,マクロな視点での研究だけではなく原子や分子スケールからのアプローチが有効であることがこれまでの表面研究,ナノトライボロジーの研究からわかってきました.一方,摩擦現象は摺動部からエネルギーが散逸していく過程ですので,摩擦をいかに制御するかは産業上の観点からも重要です.摩擦で失われるエネルギーは国民総生産(GNP)の数%,十数兆円に上がるという試算もあり,摩擦の低減は省エネルギー問題に大きく寄与するため今後のナノトライボロジーが解決すべき重要なテーマでもあります.本研究会では,これまでの各分野でのナノトライボロジー研究の現状と将来期待される研究,展望を先生方にご紹介していただきき,今後,表面・真空に関わる研究者の方々に役立ててもらえるように企画しました.

日 時: 2016年1月22日(金)10:30~17:20
会 場: 東京大学理学部 化学館(化学本館) 5階講堂 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/map/map07.html
共 催: (公社)日本表面科学会,摩擦の科学研究部会,(公社)日本表面科学会 関東支部

講演プログラム <各講演40分(質疑応答込)>
開会の挨拶                           (日本表面科学会企画委員会委員長)本間 芳和 10:30~10:35

1. マイクロ・ナノトライボロジーの研究動向                  (産業技術総合研究所)三宅 晃司 10:35~11:15

2. 超潤滑・剥離・接着の科学                              (愛知教育大学)三浦 浩治 11:15~11:55
     

(昼食  11:55~13:00)

 
3.固体表面間における液体超薄膜の構造と摩擦・潤滑特性            (花王株式会社)山田 真爾 13:00~13:40

4.固液界面におけるイオン環境の構造とダイナミクス                (兵庫県立大学)鷲津 仁志 13:40~14:20

5.ナノ厚さ液体膜のトライボロジー計測                          (名古屋大学)福澤 健二 14:20~15:00
      

(休憩  15:00~15:15)

 
6. ナノスケール滑りのダイナミックス                           (電気通信大学) 鈴木 勝 15:15~15:55

7.原子スケール摩擦を用いた原子種の同定                        (東京大学)川勝 英樹 15:55~16:35

8. 表面・界面摩擦をナノスケールで見て制御する ~理論と実験の協働から
                                              (電気通信大学) 佐々木 成朗 16:35~17:15

閉会の挨拶                      (日本真空学会講演・研究会企画委員会委員長) 中村 健 17:15~17:20

 

参加費: 当日会場にてお支払いください. 日本真空学会会員,日本表面科学会会員 2,500円(予稿集代を含む)
非会員 3,500円(予稿集代を含む)
学 生 無 料(予稿集代1,000円)

申込方法: 申込みは終了しました.

問合せ先: 日本真空学会  TEL:03-3431-4395,FAX:03-3433-5371,E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
        日本表面科学会 TEL:03-3812-0266,FAX:03-3812-2897, E-mail: shomu@sssj.org

本件担当: 日本表面科学会企画委員会         (東京理科大)本間 芳和
        日本真空学会講演・研究会企画委員会  (産総研)中村 健

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2016年1月22日
10:30 - 17:20
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