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2016年7月研究例会
2016年7月11日 @ 13:00 - 18:30
日本真空学会 2016年7月研究例会
主題 「真空を用いたフィルム加工技術」
真空技術は,産業と共に成長してきました.古くは白熱電球に始まり,半導体,ディスプレイ,光学,鉄鋼,食品・薬品,電気部品,表面分析,原子力,大型真空装置などの様々な産業の目的や用途に応えるために,真空技術は研究開発されてきました.特に,半導体・ディスプレイ産業は,真空技術の研究開発を強力に牽引して参りました.一方で,半導体・ディスプレイ産業で培った真空技術を,幅広い産業へ応用する試みも多方面で取り組まれています.
「真空を用いたフィルム加工技術」とは,プラスチックフィルム上に,真空蒸着,CVD,スパッタリングなどを用いて成膜し,高機能化する技術です.食品包装用レトルトパックなどで使用されるアルミ蒸着フィルムや,フレキシブル電子デバイス基板,ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に付与されるガスバリア層の成膜技術が代表例として挙げられます.ロールツーロールを用いたフィルム加工技術は,量産性に優れ,省エネルギーさらにはグリーンイノベーションに寄与する技術として期待されています.
今回の研究例会では,フィルム産業でご活躍のメーカ各社から,フィルム加工で利用される最新の真空技術についてご講演頂きます.本研究会が,フィルム産業と真空技術における,現在の課題や近未来に求められる技術について議論する機会となることを願っております.
日 時: 2016年7月11日(月) 13:00~18:30 (受付12:30~)
会 場: 機械振興会館 地下2階B2-1号室 東京都港区芝公園3-5-8 交通アクセス
協 賛: 日本真空工業会,公益社団法人日本表面科学会
講演プログラム (質疑応答含む)
開会の挨拶 イントロダクトリートーク (産業技術総合研究所) 吉田 肇 13:00~13:10
1. PETボトルへのDLCコーティング技術-炭酸飲料,清酒,ワイン,食用油等に適用-
(鹿毛技術士事務所) 鹿毛 剛 13:10~13:40
2. 樹脂基板へのPECVDロールコータを用いた成膜 ((株)神戸製鋼所) 沖本 忠雄 13:40~14:10
3.ロールtoロール真空ラミネーターの最新動向 ((株)エム・シー・ケイ) 崔 鍾仁 14:10~14:40
休憩 (14:40~14:55)
4.高分子フィルムの常温接合とフレキシブル有機EL工程への応用
(ランテクニカルサービス(株)) 松本 好家 14:55~15:25
5.フィルム加工のための流体制御~計測技術 ((株)堀場エステック) 天野 数士 15:25~15:55
6. フィルム加工装置向けドライ真空ポンプ ((株)荏原製作所) 関口 信一 15:55~16:25
挨拶 (日本真空学会講演・研究会企画委員会委員長) 中村 健 16:25~16:30
技術交流会(ポスターセッション) 16:30~18:30
参加費: 当日会場にてお支払いください. |
日本真空学会会員,協賛学協会会員 |
3,000円(予稿集代を含む) |
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非会員 |
5,000円(予稿集代を含む) |
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学 生 |
無 料(予稿集代1,000円) |
*諸般の事情により今回より参加費を変更させていただきます.ご理解の程をお願いいたします.
申込方法: 申込みは終了しました.
問合せ先: 日本真空学会 TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371
E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
本件担当: 一般社団法人 日本真空学会 講演・研究会企画委員会
(産業技術総合研究所)吉田 肇 ((株)荏原製作所)関口 信一
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