« すべて
2016年10月研究例会(札幌)
2016年10月6日 @ 13:00 - 16:45
日本真空学会 2016年10月研究例会
日本表面科学会 2016年東北・北海道支部研究会
主題 「真空と水・表面と氷:身近な物質の物理と化学」
水素2原子と酸素1原子から成る非直線極性3原子分子である水(H2O)は,分子間の水素結合の存在により類似の分子に比較して高い沸点を示す等の特徴を有する一方で,我々ヒトの体重の約70%を占め,また海に囲まれ四季が豊かな日本の自然では極めて身近な物質のひとつとして,固相・液相・気相の三相における様々な挙動を容易に観察することができます.その一方で科学的にも実用的にも未解決の課題が多く残され,学術研究と技術開発の両面から多くの挑戦の対象となっています.そこで本研究例会では,種々の圧力・温度等の条件の下でH2Oの課題に挑んでいる第一線の研究者に最新の成果をご紹介頂き,私たちが日常的に共存するこの物質に対する知識と理解の現状と課題を考えたいと思います.主題を支える基盤技術である真空及び関連する分野に携わる多くの皆様の参加をお待ちしております.
日 時: 2016年10月6日(木)13:00~16:45 (受付 12:30~)
会 場: 北海道大学 学術交流会館第3会議室
〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 交通アクセス
講演プログラム <各講演40分(質疑応答込)>
開会の挨拶 (日本真空学会講演・研究会企画委員会委員長) 中村 健 13:00~13:05
1. 低温マトリックス中での水クラスターの形成と観察 (学習院大) 山川 紘一郎,荒川 一郎 13:05~13:45
2. 氷の極低温表面から脱離する水分子とそのオルト-パラ比の特徴 (北大低温研) 羽馬 哲也 13:45~14:25
3. 計算科学的手法による氷表面上での水素分子の吸着特性の解明
(北大院工エネマテ) 國貞 雄治 14:25~15:05
~ 休 憩 ~ 15:05~15:20
4. 高分解光学顕微鏡による氷の表面での擬似液体層生成過程のその場観察
(北大低温研) 佐﨑 元 15:20~16:00
5. 不凍タンパク質の構造・氷結晶結合機能の解明とその応用
(産総研,北大生命科学院) 津田 栄 16:00~16:40
閉会の挨拶 (日本真空学会会長) 齊藤 芳男 16:40~16:45
懇親会(予定)
参加費: 当日会場にてお支払いください.
日本真空学会および日本表面科学会会員 3,000円 (予稿集代を含む)
非会員 5,000円 (予稿集代を含む)
学 生 無 料 (ただし予稿集代1,000円)
申込方法: 申込みは終了しました.
問合せ先: 日本真空学会
TEL:03-3431-4395,FAX:03-3433-5371, E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
本件担当: 日本真空学会 講演・研究会企画委員会 (産総研) 中村 健
日本表面科学会 東北・北海道支部 (北大工) 島田 敏宏
|