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第53回真空技術基礎講習会 2017年
2017年5月23日 @ 09:30 - 2017年5月26日 @ 15:20
実習を主にした・初級者のための
第53回 真空技術基礎講習会
- 主 催
- 一般社団法人日本真空学会関西支部,日本真空工業会関西支部,一般社団法人大阪府技術協会
- 期 日
- 2017年5月23日(火)~5月26日(金)
- 会 場
- 大阪産業技術研究所 (大阪府和泉市あゆみ野2-7-1) 交通アクセス
- 参加のおすすめ
- 真空技術の進歩とその応用産業の発展は近年めざましく,我々の日常生活に近い食品の真空包装やインスタント・コーヒーなどはもとより,最先端のナノ技術を応用した半導体素子や,究極の素粒子を研究する巨大な物理実験装置など,広範な分野での重要なキーテクノロジーになっています.また,真空中では空気に邪魔されずに基礎的研究ができるため,新しいアイデアの正しさを確認して新製品,新プロセスを開発するのに大変役立って来ました.
本基礎講習会では,真空とはどういうものか,どうして作り出すか,そのための機器・システムなどの基礎技術を習得していただくことを目的としており,日程の半分を実習にあて,講義で得た知識をすぐ体験できるように企画しております.さらに,各種真空装置構成部品のカットモデルや分解したものを展示しており,普段目にすることの無い部品の内部を,手にとって観察していただけます.また大阪府立産業技術総合研究所の真空関連各種機器も見学していただく予定にしております.
平成15年度から,日本真空学会,日本真空工業会では,真空技術者の資格認定を行っており,2級真空技術者資格認定試験の問題作成には本講習会のテキストも参考にされます.受験を検討されている方はもちろん,真空を扱われるメーカー,ユーザーを問わず,将来真空に関与される方々のご参加を強くおすすめいたします.
- 後 援
- 大阪産業技術研究所
- 協 賛(含依頼中)
- ドライコーティング研究会(AMPI),応用物理学会,化学工学会,軽金属学会,計測自動制御学会,高分子学会,
システム制御情報学会,触媒学会,精密工学会,センシング技術応用研究会,低温工学・超電導学会関西支部,
電気化学会,電気学会,電子情報通信学会,奈良経済産業協会,日本油化学会,日本機械学会関西支部,
日本金属学会,日本顕微鏡学会,日本材料科学会,日本材料学会関西支部,日本質量分析学会,日本生体医工学会,
日本セラミックス協会,日本鉄鋼協会,日本電気計測器工業会,日本凍結乾燥食品工業会,日本トライボロジー学会,
日本熱処理技術協会西部支部,日本非破壊検査協会,日本表面科学会,日本物理学会,日本分析化学会,
日本放射光学会,日本包装学会,日本包装技術協会,日本ロボット学会,ニューセラミックス懇話会,
表面技術協会関西支部,腐食防食学会
- 参加費
- 主催団体会員 55,000円(主催,協賛団体会員は本部・支部を問いません)
協賛団体会員 58,000円
一 般 65,000円
※参加費はテキスト代,実習費,消費税を含みます.
※1日単位の参加も可能です.参加費¥20,000/日(主催,協賛,一般とも)
- 定 員
- 60名
- 申込締切日
- 2017年5月15日(月)
- 申込方法
- 申込みは終了しました.
- 問合せ先
- 〒594-1157 大阪府和泉市あゆみ野2-7-1 大阪産業技術研究所内
大阪府技術協会 担当: 三浦,山中(定休日: 土日祝及び水曜)
TEL: 0725-53-2329 FAX: 0725-53-2332 E-mail: g-kyoukai@dantai.tri-osaka.jp
- 参加費支払方法
- 銀行振込
- 振込先
- 三菱東京UFJ銀行 本店 普通預金 口座No. 1263669 (一社)日本真空学会
※本講習会は,「人材開発支援助成金」制度の適用を受けられます.
詳細は,下記の各都道府県労働局にお問い合わせください.
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/madoguchi.html
- 宿泊について
- 当会ではとくに宿泊の案内,予約はいたしておりませんので,宿泊の必要な方は各自で予約してください.なお会場へのアクセスは,難波駅周辺または地下鉄御堂筋線および南海高野線(難波―中百舌鳥区間),泉北高速鉄道各沿線が便利です.
- (参考情報)
- ○近隣の宿泊施設
ホテル ルートイン和泉(2017年3月27日オープン)
TEL: 050-5864-4520 FAX: 0725-51-0512
http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index_hotel_id_650
※当講習会が,提携,斡旋等しているものではございません.
予約はホテルに直接お問い合わせください.
カリキュラム(23時間40分,所内見学1時間を含む)
日 程 |
テーマ |
内 容 |
5/23(火) 9:30-17:20 |
真空の基礎(講義) (9:40-11:50) |
真空とは何か.その特徴を知るとともに,真空技術の全般的な知識を修得するために,気体分子運動論を中心とした真空の基本的な事柄を解説する. |
所内見学 (12:40-13:40) |
大阪府立産業技術総合研究所の真空関連装置の見学. |
真空ポンプ(講義) (13:50-15:50) |
大気圧から高真空を得るのに使用される各種ポンプの性能,特徴および使用法について解説する. |
真空系の構成(講義) (16:00-17:20) |
真空系構成の基本的概念をはじめ,真空装置の構成上の検討事項を述べ,ポンプの構成と排気速度の関係ならびに構成に要する部品について解説する. |
5/24(水) 9:20-16:10 |
真空計測(講義) (9:20-10:40) |
真空計の種類,動作原理,使用方法の基本と注意を述べるとともに,それぞれによって異なる測定方法を解説する. |
リークテスト(講義) (10:50-12:10) |
漏れ試験の諸方法について述べるとともに,漏れ試験の基礎知識としてのリークの単位,大きさ,動特性やリークの時定数などについて解説する. |
目で見る真空技術(実習) (13:00-16:10) |
真空装置,部品等の実機,デモ機,カットモデルを用いて,真空についての理解を深める. |
低真空の排気と基礎(実習) (13:00-16:10) |
低真空領域の排気速度の測定や,各種真空計を用いて圧力を測定し,それぞれの特徴や使用法について学ぶ. |
5/25(木) 9:20-18:00 |
真空応用技術(講義) (9:20-10:40) |
真空技術は広範囲な産業分野に利用されており,本講では身近な応用例から薄膜形成技術まで,様々な応用技術について解説する. |
真空用材料(講義) (10:50-12:20) |
真空装置を構成する材料の諸性質を解説し,それらと真空との関係や,使用に際しての注意などについての基礎的知識を述べる. |
高真空領域での排気速度の測定(実習) (13:10-18:00) |
テストドームを使用して高真空領域の排気速度を測定する.また,各種流量計について学ぶ. |
リークテスト(実習) (13:10-18:00) |
ヘリウムリークディテクタと模擬ワークを用いて,漏れ探しを実習する. |
高真空領域での分圧測定(実習) (13:10-18:00) |
四重極質量分析計を用いて,残留ガスの分圧を測定する. |
簡単な真空応用技術(実習) (13:10-18:00) |
真空蒸着,スパッタ装置のデモを通して,真空を利用した装置について学ぶ. |
5/26(金) 9:20-15:20 |
真空機器の保守点検(講義) (9:20-10:50) |
低真空領域に使用する真空ポンプ等の保守点検,使用上の注意などの他,真空機器全般のトラブルや安全対策を,事例を交えて解説する. |
演習 (11:00-12:20) |
本講習会の講義・実習に沿って作成した問題を受講生自身が解き,その解答,解説を行うことで講習内容の理解を深める. |
パネルディスカッション (13:20-15:20) |
会期中に座学,実習いずれについても疑問点を質問書で投函していただき,それらへの各講師からの回答を中心に行う. |
※日程,講師について,一部変更があるかもしれません.
※初日のみ9:30開始です.
※実習は,班に分かれて,複数の実習テーマを順に体験していただきます.各テーマ間に,10分間休憩があります(2回).
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